夜のスキンケアとリンパ
夜のスキンケア
夜のスキンケアのポイントを紹介します。
肌を癒す
スキンケアは、朝が「予防」のケアなのに対して、夜は「セラピー(手当て)」になります。
夜のスキンケアは癒しのケア
つまり、外の空気やタバコの煙、エアコン、紫外線などにさらされた肌をいたわる気持ちで、癒しのケアをしてあげるのが夜のスキンケア。
なるべくゆっくりとお風呂に浸かって、慌しい朝にはできなかったお手入れを。
パックなら週に2~3回
夜のスキンケアの流れは、基本的には朝と変わりませんが、クレンジングを終えて肌を清潔にしたら、パックなら週に2~3回、ハンドテクニックを使ったマッサージは、できれば毎日でも取り入れてください。
今日の「ダメージ」を振り返りながら
また、その日一日の状況を振り返ることも、夜のお手入れにはとても大切。
「今日は太陽によく当たったな」と思えば美白美容液、「エアコンの部屋に一日中いて、肌が乾燥した」と感じたら保湿美容液という具合に、肌状態を手のひらで確認しながらケアを2、3日おきでも構いません。状況に応じて対応しましょう。
美人は夜つくられる
そして、夜のお手入れをきちんと済ませたら、なるべく早めに寝るようにしましょう。
昔から、「美人は夜つくられる」と言います。
できれば「美肌タイム」といわれる午後10時から午前3時の間は、ベッドの中にいるようにしたいものです。
リンパマッサージ
夜のスキンケアは、リンパマッサージもたいへん効果的です。
排出するケア
食べ物で栄養を摂ったり、化粧品で潤い補給をするなど、「与える」ことは肌にとって大切なことですが、それと同時に不要なものを「排出」するというケアも忘れてはなりません。
老廃物によって肌がくすむ
体内に余分な水分や老廃物が蓄積されると、免疫機能や栄養の取り込みが正しく行われなくなるだけでなく、肌がくすんだりむくんだりすることに。
それを予防して、体内の新陳代謝を高めてくれるのが「リンパマッサージ」というものです。
リンパとは
リンパ管、リンパ液、リンパ節
リンパについてちょっと説明をすると、私たちの身体には「リンパ管」という管が張り巡らされています。
これは、いってみれば下水道のようなもので、その中を流れるのが、死んだ細胞などの老廃物を運ぶ「リンパ液」。
さらに身体の各所にある「リンパ節」は、リンパ液の中継地点となって浄化をサポートします。
リンパマッサージをやってみよう
では、さっそくリンパマッサージをしてみましょう。
顔の周辺のリンパ節
顔の周辺でリンパ節があるのは、「耳下腺」と呼ばれる耳の後ろのくぼみ、首の両側、鎖骨のくぼみ、脇の下。
まず、耳下腺を指で軽く押し、老廃物を首の両側から鎖骨、そして脇の下へ押し流すようにマッサージします。
ポイントは皮膚を強くこすらないこと。
むくみがとれて小顔に!
ゆっくりと指の腹でマッサージするだけでむくみが取れ、顔がひとまわり小さくなったことが実感できるはずです。